絵を描く練習は筋トレと似ている
私は絵を描くことが好きで、趣味で漫画やイラストを描いています。本当に寝食忘れて打ち込んでしまうくらいには楽しいのですが、ひとつ苦しいことがあります。
それは「絵を練習すること」です。絵を描くといっても人によってそれぞれ求めていることは違うと思いますが、私の場合はかっこいい推しが描きたい！という気持ちで絵を描いています。そうするとどうしてもアナトミー（解剖学）の知識が必要になってきます。医学生でもないのに解剖学（人体の構造や骨格）の分厚い本を買って、やれここの筋肉はこう繋がっているから腕をあげると裏側からはこう見えて、骨はここから出ているからこういう動きはおかしい…などとブツブツ言いながら絵を描くわけです。
そして日々地味に骨や筋肉の標本みたいな人間の絵を描いては、しんどいしんどいと言っているという…
ただ子供のらくがきのように、描きたいお姫様の絵だけ描いてればいいんだろうと私も思います。別にプロではないし誰にも強制されていないのだし。
それでもヒーヒー言いながら人体を描く。
そのしんどさが自分の血肉になることを、身を持って知っているからなんですね。たとえばこれは、かっこよく美しくなりたい人が筋トレをするのと似ているなと思いました。筋トレって地味でしんどいですよね。たまにそれが趣味の方ももいるかもしれませんが、ほとんどは美容や健康という他の目的のために頑張ってやってる。
絵の練習も同じで、デッサンやパースの知識など地道で地味な作業がいつか、自分が本当にアウトプットしたかったものを体現してくれると信じて頑張っています。
