お金持ちになりたい人は野菜を食べよう | 書籍・広報誌・パンフレットのデザイン事務所 アップライン株式会社

ご相談・お問い合わせ

BLOG

お金持ちになりたい人は野菜を食べよう

posted : 管理者

category : ブログ お知らせ一覧 日常 お知らせ更新

唐突なこのタイトル…あやしい自己啓発セミナー誘引のメールではありません(笑)
というのも、私は「食べ物への興味関心」がどうやら人並み以下のレベルらしく…。
基本的にはお腹がいっぱいになればいいやという感じで、何かに集中しているとよく食事するのを忘れます。
夕方になって「あれ?お腹すいたな?そういや昼ごはん食べてなかった」ということも多々あり。
今回はそんな私が「話題のレストランやカフェ」にチャレンジした残念な体験記と
「はじめて野菜の味を知った」学びのお話です。
 
先日知人と「某SNSでバズっていたというロシア料理のお店」に行ったのですが、
私はもう行かないなぁと思いました。
店構えは普通で店員さんも普通。というか、個人経営のごく普通のお店。
(余談だけど、しばらく結構混雑していたという話。SNSってすごいとは思いました。
リピートに繋げられるかはお店の実力次第だけれど…)
私はビーフストロガノフのセット(1100円)を注文。
色がサウザンアイランドドレッシングのような若干酸っぱいソースで、玉ねぎが固い。
スープは赤カブの色だというピンク色で、具はキャベツの芯だけ。
サラダはコールスローなんだけど
千切りのキャベツに酸っぱいドレッシングであえただけ。
(ケンタッキーのコールスローのがうまいなと思いながら食べていた私)。
デザートとして出てきたのは、赤ちゃんの頃食べたような、お湯で練ったような粉っぽい味のゼリー。
ロシアンティーとしてアッサム風な濃いめの紅茶にジャムとスプーンが添えられてきて、店員さんより注意あり。
「ジャムは紅茶に入れず、スプーンで一口なめてから紅茶を飲んでください」とのこと。
教えてくれるのはいいけど、
アドバイスではなくて強制な感じがして少し違和感を覚えた…
せめて「ロシアではこういう飲み方をするのでよかったら試してください」くらいだったらいいのにと…
なんとなく引っかかりつつも従ったのですが、ジャムが100均で売ってる紙カップジャムの味で
最後までなんだかなぁと…。
 
また別のお店で「話題のブックカフェ」にも行きました。
都心の隠れ家風の狭い一軒家で、照明を落としてあり落ち着いた素敵な雰囲気。
2階建の店内の1階はカウンター席、2階はテーブル席。
2階の壁は天井まで全て「本棚」になっていて、書斎にいるよう。
それらの本は全て手にとって自由に読むことができます。漫画や小説等なんでもあり。
店内はとても静かで、会社帰りにふらりと一人で訪れるのにも良さそう。
コーヒーにもとてもこだわっていて、大きな豆の焙煎機がありました。ブレンド1杯700円。
私は同じ値段のカフェオレにしましたがコーヒーのお味に文句なし。とても美味しい。
おまけに器にもこだわっていて素敵。店員さんも感じは悪くない。「いいお店だったな」と玄関を出ました。
でもね、ここにももう行かないなと思ったのです。
店を一歩出て思ったことは「自分が猛烈に臭い!!」
…そういえば1階のカウンター席では皆モクモクとタバコを吸っていたなと…
2階が禁煙席になっていたのですが、吹き抜けになっていて全ての煙が2階へ上がってきていたのですね…
これは全てのプラス要素をマイナスにしてしまうほどのインパクトがありました。
 
他にも数店行って確かめてみたのですが、やっぱり話題になっているレストランやカフェに1mmも興味がありません。
食わず嫌いではないのです。むしろ私はサイゼリヤやマックやドトールでいい、というか、そこがいいのです。
日本全国、いや世界中どこへ行っても同じ味。禁煙・分煙のルールやレベルも既に知っている。
ああ、なんと尊いのでしょう!!
以前アメリカのスタバで温かいコーヒーを飲んで「ああ、日本と同じ…」とホッとした記憶が蘇る…
あの安心感はもうお袋の味の域です(笑)
しかし、女子という生き物は往々にして「話題のNEWスポット」がお好きでして…
まぁ私も好きですよ、食べ物屋以外は。
でも食べ物屋さんはいつものとこがいいなぁ。
並んだり、わざわざ遠くまで行って話題の「インスタバエ」をするご飯とか…
正直どうでもいいのです。ごめん、女子のみなさん。
 
そこでやっとタイトルの話。そんな食に対して無頓着かつ保守的な私ですが、
ここ最近年齢を重ねるとともに「食生活を改善せねば」という気持ちが強くなってきました。
これは好き嫌いではなく義務感。1番先に思ったのが「野菜を摂らねば!」ということ。
でもそもそも興味がないので、野菜を選ぶのが本当に面倒..日持ちしないから買いだめできないし。
仕方なくいつも冷凍食品のブロッコリーやほうれん草、煮物用野菜等を買っていました。
しかし最近、ローソンのネットスーパーで「とれたての旬の野菜を5-6点見繕って入れてくれる」という、
野菜盛り合わせなるものを注文して感動したのです。
 
野菜盛り合わせなので何が来るかわからないのですが、その中にたまたま「泥付きのさといも」が入っていました。
それを見て「これ剥くの面倒だな…」と思いました。
冷凍のさといもはすでに剥かれたものが袋詰めになっているので、
それが当たり前になっていたのです。めんどくさいなーと思いながらそのさといもを煮て食べてみたら
「ものすごく美味しい!!」
モチモチとしてねっとりとして味が濃い。なんだこれ!?
私が今までさといもだと思って食べていたものはなんだったんだろう?
…最近一番カルチャーショックを受けた出来事でした。
 
所得と食べ物に関連性があるという研究はたくさんあって、
その中に「富裕層は野菜を食べる率が高い」「貧困層は野菜をあまり摂らない」というデータがあります。
お金をたくさん稼ぐことのできる人は、自身をきちんと管理する能力も高く、健康への意識も高い。
野菜を摂るということはやはり手間もお金もかかることです。
ただ食欲を満たすだけであれば一番安上がりで手軽な「パンや丼ぶりもの、パスタやラーメン等」
炭水化物で済ませばいいですよね。
特に都心で生活していると私を含め、ついつい加工食品ばかり食べてしまうしまう人も多いと思います。
しかし、意識をして「野菜を食べよう」とすることは未来の自分への投資でもあります。
本当に美味しい食材を少量でいいから、手をかけて食べること
…本当のぜいたくってそういうことなのかなと、
「話題のお店」と「泥付きのさといも」から学んだのでした。

leaf