ありんこで大騒ぎの熱い夏! 「ヒアリ祭開催中」の日本について思うこと | 書籍・広報誌・パンフレットのデザイン事務所 アップライン株式会社

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ありんこで大騒ぎの熱い夏! 「ヒアリ祭開催中」の日本について思うこと

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ついに夏ですね。誰と会っても口をひらけば「暑いですねー」が挨拶になる、
夏真っ盛りに突入してしまいましたね。
昨日まで梅雨寒でカーディガンを羽織ったりしていたのが遠い記憶の彼方へ…。
「夏」は思えばいつも音も立てずに忍び寄り、気づけば隣にのさばっている迷惑なやつというイメージです。
何をせずとも息をしているだけでじわじわと体力を奪われ、やる気なんてどこへやら…(これは夏のせいにしよう)
かくいう私は四季の中で夏が一番嫌いで、毎年この時期を戦々恐々としながら迎えるのです。
 
こんな私の大敵「夏」がやって来ただけでも瀕死状態なのに、
最近は毎日テレビで「アリさん祭り」が開催されています。
「ヒアリか…前はイッテQで芸人さんが噛まれるギャグくらいでしか
みかけなかったのに…厄介なヤツが来たな」と思って見ていたのですが…。
しかし最近の大騒ぎはちょっとどうかな?と思ったので、今日はヒアリ騒ぎについて書いてみました。
 
テレビや雑誌などマスコミでは連日ヒアリの報道、
ヒアリの出た場所でBBQをしていた人たちへのインタビュー(ってそれ要らない気が)、
ネットでも祭り状態で「うちの近所のドラッグストアでもヒアリコーナーができていて、
日本の敵ヒアリをやっつけろ的アオリのポップで殺虫剤を大量販売している」等、
どこまでが真実でどこからがネタなのかよくわからない情報が溢れかえっていました。
 
いや、待て待て待て…
別にうちの玄関にいたわけじゃないんだし、
ちょっと冷静になろうよとこれらの様子を見て私は思ったのです。
現状ではまだ日本に上陸した「ヒアリ」について未確認・未確定の情報が多く、
国(環境省等)でも「ヒアリ」と思しきアリを見つけたらまずは連絡をと言っています。
該当機関への連絡以外に一般人が何か行動を起こさねばならない時ではないのです。
早まってアリの殺虫剤を購入した人たちは在来種である普通のアリを殺してしまい、
それが一層ヒアリを日本に定着させる恐れもあるとか。
(在来種のアリも生き残りに必死ですので、外来種を攻撃して殲滅しようとするそうです。
これらの情報を含めて、すべてが「正確な」情報かどうか定かではありませんが)
 
何か(特に未知のこと)が起こったとき、
まずは冷静に、情報の出どころや正確性をできる限り確かめようと私は思います。
大騒ぎに乗りたい気持ちはあるかもしれませんが、そこはぐっとこらえて「疑ってみる」。
 
日本人は共感性が高く、空気を読み、和を乱すことを嫌う国民性だと思います。
これが良い方向へ働けば集団として大きな力を発揮することができる。
しかしながら裏目に出れば、多くの人がそのまま流されて、
間違った方向へ進んでいってしまう危険をはらんでいる。
 
「これは真実か?」「どこまでが嘘でどこからは正しいのか?」まずは疑ってみること。
そして疑義が生じればそれを納得がいくまで自分で調べること。
これは今回のヒアリパニックに限ったことではなく、社会で日々起こる事件や事故、問題…
自分の人生に起こる全ての「未知」に対しての備えでもあると私は考えています。
 
ヒアリについて「お祭り」感覚である程度楽しんでいる人は、
時事のシャレに乗ってみるのもそれはそれでアリかもしれません。
ただし脅威に感じている人・シャレかどうか判断できない人は、
むやみに怖がらずに、現時点で信頼できる筋からの正しい情報を仕入れて状況を見守りましょう。
 
環境省では現在(2017,7,11)のヒアリに関する情報をまとめて掲載しています。
これらを参考にするのがよいかと思います。
http://www.env.go.jp/press/104305.html

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