定額読み放題サービスは出版業界の敵か味方か? | 書籍・広報誌・パンフレットのデザイン事務所 アップライン株式会社

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定額読み放題サービスは出版業界の敵か味方か?

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読書の秋がやってまいりました。皆さん、最近どんな本を読みましたか?
本なんて長らく読んでないなぁという方もいらっしゃるかもしれないですね。
 
電車の座席に座って周りを見渡すと、以前は本を読んでいる方も多かったように思います。今は皆さんスマホを片手に思い思いのことをされていますよね。メールやLINEなど誰かとコミュニケーションをとったり、ネットで調べものをしたり買い物したり。ゲームしたり。ブログをチェックしたり漫画を読んだり。それでも中には電子書籍をスマホで読んでいる人もいるでしょうか。
 
電子書籍のサービスも一時期よりは浸透してきたようです。それには定額読み放題を各社が打ち出したことも大きいのかもしれません。今までも雑誌のみや一部のジャンルの本のみ等はありましたが、最近amazonが数万冊の本を定額読み放題にして話題になりました。(ただ、amazonらしからぬミスで、少々マーケットを読み間違えてしまい、出だしから若干つまづいた感はありますが…)
以前より本や雑誌が売れなくなったと言われて久しい今、こうした読み放題サービスの恩恵だったとしても、何らか本というものに繋がる人が多い方が、出版業界としてはありがたいのだと思います。
例えばこのamazonの読み放題、もちろん全ての出版社が参加しているわけではありません。制作販売側からしたら、読み放題なんてものが主流になってもらっては困る!という考えも当然あるでしょう。
 
しかしながら、「読み放題だからこそ読まれる本」もあると思います。買って読むにはちょっと抵抗があるけど、読み放題だったら読んでみようかなという新たな出会いが読者に訪れるチャンスがあるのです。多読してみて、やはりこれはじっくりと紙の本で読みたいというニーズや、人に勧めたいからプレゼントとして紙の本を買う、というニーズも出てくるかもしれません。
 
何より、しばらく本を読まなかった層を、もう一度本というコンテンツの魅力に立ち戻らせるきっかけとすることができれば、読み放題サービスはもしかしたら出版業界の敵ではなく救世主になってくれるかもしれません。
 
どんな商品やサービスだとしても、それらが時代に合わせて柔軟にしなやかに変化していけないのであれば、いずれは衰退していく運命にあることは明白です。
 
他に比べて変わらないと言われ続けている出版業界も、読者のニーズの変化や本離れ、ネット販売や電子書籍に中古本の流通、書店の減少等販売ルートが多様化したことなど、圧力とも言える外部環境の変化によって、変わらざるを得ない時代がやってきました。
 
これから本や雑誌がどんな風に変化していくのか、していけるのか、読書の秋に寄せて本の未来に想いを巡らせてみるのでした。

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