いにしえ時代のオタ活
今でこそメディアで「オタ活」なんてもてはやされて華々しく紹介されていますが、
昭和の昔は密かに隠れてやるものだったのです。
オタクなんて日陰者で陰キャの集まりだったのに、
今やキラキラ輝いているような扱いに見える…
しかも「オタ活という流行りに乗りたい、
何かオタ趣味をつくらなきゃ」というファッションでオタクになろうとするライト層までいるらしく…
若い方々にはオタ活がおしゃれ?に見えたりもしているようなのです。
いにしえのコミケ晴海時代から知っている年季の入った私には到底考えられないような事態が起きていて、
令和のオタク事情を複雑な気持ちで見ています。
いにしえのオタクの中でよく語られることは「かつて同人誌通販は自家通販一択だった」という、
昭和の昔どうやって同人誌通販をしていたかの方法です。
インターネットがなかった時代。SNSなんてものは当然ない。
同人誌の奥付には発行者の住所氏名が載っていました。
個人情報保護なんて概念も存在しませんでしたから。
本の感想や別の本が欲しい場合は郵便局で定額小為替を買い返信用封筒に自分の住所氏名を書き、
送料分の切手を貼って作者さんへ直接お手紙を出していました。
しばらくして本が届き、一緒に直筆のお手紙やイラストなどが入っているととても嬉しかったものです。
一言で言えば昔のオタ活は今よりエモかったのです。
手間暇はかかったけど今では絶対に手に入らない何かがそこには確実にありました。
そんな時代を見てきたので令和のオタ活狂想曲を見ると、
古きよきいにしえのオタ活文化に想いを馳せてしまうのです。
あの時代でしか得られなかったオタ活の栄養は確実に存在していました。
楽しかったなぁ。



