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最近のアニメと昔のアニメを見比べて思ったこと

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category : ブログ 日常

最近やたらアニメを見るようになりまして。とあるアニメをきっかけに声優さんにハマってしまったのが原因なのですが、これがなかなか楽しい。

 
子供の頃に見ていたときとはまた別の楽しさがありますね。大人買い?じゃないけど、いろいろなサブスクに入って数十年前のアニメを、誰かに邪魔されることもなく好きなだけ見ていられる…ちょっとお酒でも飲んでゴロンと寝転がりながら。なんて至福…

 
そんな風に新旧アニメを徒然なるままに見比べていたら、最近気づいたことが「色」の塗り方がガラリと変わっていること。

 
もちろん昔のアニメはセル画だったりして、必殺技等の特殊効果(エフェクト)はエアブラシで職人が手動でつけていたんですよね。今はデジタル彩色だし、3D技術が発達してエフェクトも派手で美しくなっているからそれだけでもぜんぜん違う。ただし私が気になったのは「色彩設計」のところ。キャラクターや背景等の色をデザインしてコントロールするお仕事ですね。

 
昔はキャラクターの影やハイライトなんてだいたい似たような色だったと思います。シーンによって昼間か夕方か夜かの違いはあれど、だいたいこの肌色の濃さなら1カゲはこの色、2カゲはこの色と。オレンジか茶色なのが当たり前でした。

 
でも最近は影の色がすごく自由なんだよな。肌色の影が濃いピンクや赤等の暖色系はおろか、キャラによっては緑や青、紫などの寒色系だったりする。その影色さえキャラの性格を表していたりするんだと思うんだけど、とにかく昔では考えられないほど色鮮やかで自由な発想のもとに色彩がデザインされているのです。

 
そして一枚の絵として見たときに、アートとして美しいなと感じるのです。
もし今までキャラクターの影色を意識して見たことがなければ、そんな視点で見てみても面白いと思いますよ!

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